「ブログ記事作成」「SNS運用代行」はすでに競合が多くて疲れた——そんな方に知ってほしいのが「社内報制作代行」です。社内報とは、企業が従業員向けに配布する広報誌やニュースレターのこと。実は外部のフリーランスに制作を委託している中小企業が増えており、AIを使えば未経験からでも十分に参入できる副業です。
この記事では、AI×社内報制作代行がなぜ狙い目なのか、具体的な作業フロー、単価相場、案件の見つけ方までを初心者向けに解説します。
なぜ「AI×社内報制作」が狙い目なのか
競合がまだ少ない
「ブログ記事執筆」「Webライティング」で検索すると膨大な数のライバルが出てきますが、「社内報制作」で検索する人はまだ多くありません。社内向けコンテンツという特殊なジャンルのため、外注先を探している企業に対してライバルが少ない状態で提案できます。
発注側の悩みが深い
社内報は総務・人事担当者が本業の合間に片手間で作っていることが多く、「毎号ネタ切れ」「文章を書く時間がない」「デザインが素人っぽくなる」という悩みを抱えています。担当者一人に負担が集中しているケースが多いため、外部に任せたいという潜在ニーズが強い分野です。
継続案件になりやすい
社内報は月刊・季刊など定期発行が前提のコンテンツです。一度契約が決まれば、毎月・毎号の継続案件として安定収入につながりやすいのが最大の魅力です。単発のライティング案件よりも収益の見通しが立てやすくなります。
具体的な作業フロー
ステップ1 企業へのヒアリング
まずは発行元の企業について、社風・従業員数・過去の社内報(あれば)を確認します。「どんな社員に読んでほしいか」「毎号どんなコーナーがあるか」をヒアリングし、全体の構成イメージを固めます。
ステップ2 企画コーナーの設計
社内報の定番コーナーには、社長メッセージ、新入社員紹介、部署紹介、社内イベントレポート、福利厚生案内などがあります。AIに「社内報でよく使われるコーナー案を10個出して」と指示すると、抜け漏れなく企画の骨格を作れます。
ステップ3 社員インタビューの実施と文字起こし
新入社員紹介や部署紹介では、社員への簡単なインタビューが必要になることがあります。オンライン通話で15分程度ヒアリングし、WITH TEAM AI文字起こしのようなツールで自動文字起こしをすれば、聞き起こしの手間が大幅に減ります。
ステップ4 AIで原稿を執筆
文字起こしした内容やヒアリングメモをもとに、ChatGPTやClaudeに「社内報用の親しみやすい文体で記事にまとめて」と指示します。社内報は社外向けの宣伝文と違い、堅すぎず柔らかいトーンが好まれるため、AIが出した原稿をその企業らしい言葉遣いに調整するのがポイントです。
見出しやキャッチコピーに悩んだときはCatchyのようなAI文章生成ツールで複数パターンを出して比較すると、担当者への提案もスムーズになります。
ステップ5 レイアウトと納品
PowerPointやCanvaのテンプレートに文章を流し込み、写真とあわせてレイアウトを整えます。PDF形式で納品するケースが多く、社内ポータルサイトに掲載する場合はHTML形式を求められることもあります。
ChatGPTとClaude、どちらを使うべきか
社内報制作では、企画のブレインストーミングと、原稿の一貫したトーン調整という2つの場面でAIを使い分けると効果的です。
ChatGPTは企画アイデアの「幅出し」が得意です。「新入社員紹介コーナーの切り口を10個」のように聞くと、思いつかなかった構成案を提案してくれます。
Claudeは長い文章の一貫性を保つのが得意なので、複数の社員インタビュー記事を同じトーン・文体に統一したいときや、既刊の社内報を読み込ませて「その企業らしい言葉遣い」に合わせたいときに向いています。
企画出しはChatGPT、原稿の仕上げと統一はClaude、という役割分担にすると、納品物の完成度が安定します。
案件に応募するときの提案文の書き方
社内報制作の案件はクラウドソーシングでの露出がまだ少ない分、直接提案でチャンスを掴みやすいジャンルです。
まず、対象企業の採用サイトや既存の社内報(PDF公開している企業もあります)に目を通し、社風を理解したうえで提案文を書きましょう。「御社の社内報を拝見し、社員紹介コーナーの構成をもう少し読みやすくできると感じました」など、具体的な気づきを添えると説得力が増します。
次に、AI活用による納期短縮を強みとして伝えます。「AIでインタビュー原稿の下書きを効率化し、通常より短い納期で対応可能です」といった一言があると、忙しい総務担当者に刺さりやすくなります。
最後に、過去の制作物がなければ、架空の社内報サンプル(1〜2ページ)を自作して提示すると、実績なしでも信頼を得やすくなります。
発注者から信頼を得るための工夫
納品して終わりにせず、継続契約につなげるための工夫を紹介します。
毎号のテーマ案を先回りして3つほど提案しておくと、担当者の「次号どうしよう」という悩みを先に解消でき、頼れる存在として認識されます。
また、社員アンケートの集計や、簡単なコーナー企画の在庫リストを渡しておくと、次号の準備がスムーズになり「この人に任せておけば安心」という信頼につながります。
単価とパターン
社内報制作代行の単価は、ページ数と作業範囲(取材・執筆・デザインをどこまで請け負うか)によって変わります。目安は次の通りです。
- 執筆のみ(A4 4〜8ページ相当): 2万円〜4万円
- 取材+執筆+簡易レイアウト: 4万円〜8万円
- 月刊・継続契約(取材〜納品まで一式): 月額5万円〜12万円
最初は執筆のみの小規模案件から始めて、信頼を得たら取材・レイアウトまで含めたフルパッケージへ提案を広げるのが王道パターンです。継続契約は単価も安定しやすく、副業の柱に育てやすい形態です。
案件の見つけ方
社内報制作はクラウドソーシングでの募集数自体は多くありませんが、逆に見つけたときのライバルの少なさが強みになります。「社内報 制作」「社内広報誌 外注」などのキーワードで定期的にチェックしましょう。
ココナラのようなスキルマーケットに「AIを活用した社内報制作代行、初回相談無料」と出品しておけば、探している担当者から見つけてもらえる可能性があります。
また、社内報制作は単発の記事執筆よりも「まとめて任せられる相手」を企業側が求めているため、オンラインアシスタントサービスのフジ子さんのような窓口経由で、広報系のタスクとして依頼が回ってくることもあります。自分の得意分野として登録しておくとチャンスが広がります。
インタビュー原稿の質を上げたい場合は、ライジョブのようなAI×ライティングが学べるオンラインスクールで、取材の型や構成力を体系的に身につけておくと単価アップにつながります。
環境とコスト
社内報制作代行を始めるのに必要なものは、それほど多くありません。
- AIチャットツール(ChatGPT無料版でも開始可能。有料版だと長文の一貫性が安定)
- オンライン会議ツール(Zoomなど、社員インタビュー用)
- Canvaまたは PowerPoint(レイアウト作成用)
- 簡単な文字起こしツール(インタビューが多い場合はあると効率的)
初期費用はほぼゼロから始められます。インタビューの機会が増えてきたら、外出先でも作業できるようモバイルWi-Fiを用意しておくと安心です。
よくある質問
Q. デザインスキルがなくても引き受けられますか
問題ありません。Canvaにはあらかじめ社内報・ニュースレター向けのテンプレートが多数用意されているため、デザインの専門知識がなくても見栄えの良いレイアウトが作れます。最初はテンプレートに文章を流し込むだけで十分です。
Q. インタビューが苦手でも大丈夫ですか
チャット形式のヒアリングシートを事前に用意し、社員に文章で回答してもらう方法でも社内報は作れます。会話が苦手な場合は、まずこの形式から始めるとハードルが下がります。
Q. AIが作った原稿をそのまま納品してもいいですか
おすすめしません。社内報はその企業独自の空気感や社員同士の距離感が反映されるコンテンツです。AIの原稿はあくまで下書きとして扱い、必ず企業のトーンに合わせて手直ししてから納品しましょう。
Q. どのくらいの期間で収益化できますか
直接提案中心の営業になるため、最初の1件を獲得するまでに1〜2ヶ月かかることもあります。ただし一度継続契約が決まれば、月数万円の安定収入が長期間続きやすいのがこのジャンルの特徴です。
まとめ
AI×社内報制作代行は、競合が少なく、継続案件につながりやすい穴場の副業です。AIでインタビューの文字起こしや原稿の下書きを効率化しつつ、その企業らしいトーンに仕上げる——この役割分担を意識するだけで、未経験からでも十分に案件を獲得できます。
まずは架空の企業を想定した社内報サンプルを1本作ってみて、提案時に見せられるポートフォリオとして準備しておくのがおすすめです。
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